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2009年08月08日

よくある話だが……飲みながら聞きながしてくれ その1

さて、またまた間が空いてしまった訳だけれども、久しぶりに書き留めておこうと思う。

嵐の前の静けさ、って言葉が世の中にゃある。

静けさっても「〜カワヅ飛び込む〜」って代物じゃないってのはご承知の通り。

最大級の嵐に比して、というか、その前触れの妙にざわついた、落ち着かない、高揚感すら覚えるシロモノであって、それは「嵐」というものを認知している前提で感じるもんだろう。

要するに、最近そんな状態にあるって話だ。いわゆる人生的な意味において。

事の発端は何時なのか――と、想いを巡らせてみたところで、はっきりとした境界線は見えて来ない。それ自体、無意味なのかもしれないが、やはり話ってのには書き出しが必要だ。

オレが学生の頃、縁あって旅先で出会った人がいた。

オレは彼女を好きになった。そして、彼女もそれに応えてくれた。彼女は一緒に歩いて欲しいと言った。けれど、オレは別の道を選んでしまった。

当時のオレは研究なるものの面白さに、はまりつつあって、さらにその先を見てみたくなっていた。しかしそれは彼女の望むものではなかった訳だ。

捨てた。
捨てられた。

両方とも間違ってはいないだろうけど、多分一番真実に近いのは、彼女が「身を引いた」んだろう。彼女の最後の笑顔がそう告げていた。

いや――オレはその好意に甘えて逃げたんだ。そう思った時から、興味の対象は束縛に変質した。

投稿者 楓岱 : 2009年08月08日 21:19

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